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まいぷれ編集部が行く!

多気比売(たけひめ)神社の花手水を見に行ってみた【埼玉県桶川市】

ついに桶川市内で《花手水》を発見! 地域の人々に愛される「しいの杜」の花手水を編集部が調査しました☆

多氣比賣神社(たけひめじんじゃ。以下、多気比売神社)は、桶川市篠津にある桶川市最古※のお社。

 

篠津といえば、桜並木や彼岸花でもおなじみの映えスポット「篠津の桜堤」が有名ですよね。

多気比売神社は、その桜堤のすぐそばにひっそりと佇む鎮守の森にあります。そちらで近頃、花手水(はなちょうず)が話題になっているとか。

 

花手水といえば、昨年秋に上尾市の徳星寺さんを取材して、桶川にもないかな~と気になっていたところでした。桶川でも素敵な花手水に出会えるかも!? 編集部が調査しました! 

 

※桶川市最古の神社(出典:桶川市公式ページ

※花手水の設置場所や花の内容などは取材時のものです。

 

 

■もくじ■

桶川市の花手水スポット《多気比売神社》を地図で探す

花手水を見に行ってみた

おさらい・花手水とは?

あわせておすすめ・上尾市《徳星寺》の花手水

地図で探す

埼玉県桶川市篠津58 ※駐車場なし

JR桶川駅東口より朝日バス(菖蒲車庫行き)に乗り(約20分)、東部工業団地入口下車、徒歩3分

花手水を見に行ってみました

清々しい空気が漂う鳥居をくぐると、右手に推定樹齢600年の立派なシイの木がお出迎え。市の天然記念物に指定されているそうです。

花手水を発見! 手水鉢と手水舎、2つの花手水がありました

参道の脇に手水舎を発見。花手水はあるかな……と、恐る恐る近づいてみると、ありました!

 

はやる気持ちを抑えて、まずは本堂へ参拝。

「無事に取材ができますように……」

 

お参りの後は、花手水を拝見!

 

5月の午後の風に揺れる色鮮やかな花が、とても美しいです。カメラのレンズを通すと、艶やかさがより際立つように感じました。

長年使われていなかった手水舎にふたたび息を吹き込んだ花手水

こちらの鉢はもともと、金田家に眠っていた火鉢だそう

代々、多気比売神社を守る「祠掌(ししょう)」の役割を担う金田家の、金田節子さんにお話を伺うことができました。

「花手水は2022年の3月末から4月ごろに始めました。使われなくなっていた手水舎に水を張り、季節の花を水面に敷き詰めました。お参りする方に和んでいただけたらと、手を入れられる範囲で毎日お手入れをしています」

地域の人たちのぬくもりが伝わる花手水。素敵です

地域でお花の教室も開いているという節子さん。神社の管理者であることを知る生徒さんから、やってみたら、というさりげないひとことがきっかけで、花手水を始めたそう。

花手水の花は、ツツジやユリ、アジサイなど、ご自宅の庭に咲く季節の花々や、教室の生徒さんが持ち寄った花を飾っているそうです。

「(多気比売神社は)昔も今も、地域の人たちに親しまれる場所。神事や心の拠り所として、これからも守っていけたらと思っています。気軽に訪れていただけたら嬉しいです」

お花の先生と聞いて納得! 美しい花手水に癒されました

多気比売神社の境内は、こぢんまりと落ち着いた雰囲気ながら、大しいの木や、しめ縄で祀られた御神木などの大木が鎮座し、鎮守の森の名にふさわしい佇まい。境内に立つと清々しい気持ちになるのは、土地の人々に長年愛され、手入れされ、守られているからなのかもしれません。

 

花手水を訪ねたら素敵な神社に出会えました。嬉しいご縁に感謝です。

お話を伺った節子さん、突然話しかけてしまったご主人(!)、親切にご対応くださりありがとうございました!

おさらい・花手水とは?

花を浮かべた手水舎(※)のこと。もともと、水がないときに草花や草花においた露で手を清めたことを「花手水」と指していましたが、2017年に京都府の楊谷寺(ようこくじ)が手水舎に紫陽花を浮かべたことで、その美しさから全国的に存在が認知されました。

新型コロナウイルスの感染を防ぐために、手水という作法が禁止されている寺社が多い中、そのかわりに楊谷寺のように手水鉢を花で飾ろうという動きが、全国の寺社で広がっています。

(出典:一般社団法人エンジニアリング協会ブログ

※手水舎:参拝の際に手と口を清める水場のこと

あわせておすすめ・上尾市の花手水

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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