桶川市おでかけ情報まとめ
昨年25年の様子をプレイバック! 伝統の祭りに若手が躍動

白狐の舞と鉦(かね)に魅了される人々
桶川市で毎年7月15日と16日に中山道やJR桶川駅東口周辺を舞台に開催される「桶川祇園祭」。今年2026年も15日(水)に5基の神輿が一列に渡御する「連合渡御」や子供囃子連による3台の山車が向かい合って演奏する「曳き合わせ(ヒッカセ)」、16日(木)は4基の神輿が交差点で向き合う「担ぎ合わせ」や3台の山車による「曳き合わせ」が行われます。
両日とも、14:00~21:00に中山道(木戸址~桶川市役所入口交差点。富士見通り交差点~木戸址は14:00~17:00に歩行者天国)と駅通りが歩行者天国(全面車両通行止め)になります。おでかけの際はお気をつけください。
2026年7月15日(水)・16日(木) 14:00~21:00
中山道(富士見通り交差点~桶川市役所入口交差点)、JR桶川駅前通り
・子供神輿渡御(桶川小学校~八雲会会所)中山道
・山車曳き合わせ(子供囃子連) 桶川駅前交差点
・五町神輿連合渡御 (八雲、榮会、本街、下日出谷、相生)中山道
・神輿担ぎ合わせ(八雲、榮会、本街、相生)桶川駅前交差点
・山車曳き合わせ 桶川駅前交差点
桶川祇園祭祭典委員会
今年の開催を前に、熱気に包まれた昨年25年の模様をお伝えします(役職や年齢は25年当時のものです)。

3台の山車が向かい合って音と華を競う「曳き合せ(ヒッカセ)」
中山道の宿場町・桶川宿の伝統の祭。始まりは、大火事や疫病などに苦しめられていた元文3年(1738年)、中山道中央の「天王社」で、人々が108の灯ろうを灯して安全を祈願したことでした。
戦後はいくつかの中断をはさむも、昭和50年(1975年)頃に「栄町」「本街」「八雲」「相生」「下日出谷」の5町がそろう、現在の祭が形作られました。
開催の指揮は「年番」と呼ばれる1年交代の当番町が行っていましたが、2009年に5町で祭典委員会を結成。安全な祭の運行を組織立って行っています。
25年の年番・相生会の青木啓一祭典委員長も、以来、祭典委員として仕事の傍ら祭の準備に尽力します。
祭で出るごみの処理方法、警備の強化、防災の徹底、感染症対策と、運営方法はこの20年弱で目まぐるしく変化。「時代に合わせて考えないといけないね」と言います。
今年は駅前通りの開発工事に伴い生まれた空き地で、キッチンカーや猿回しを実施。榊信明実行委員長は「昨年、人に『空いている所がさみしいね』と言われたのですが、駅前通りも華やかになりました」とほっと一息です。

老若男女、そして海外からのお客様も参加した年番・相生会
そうした苦労の末、行われるのが神輿の渡御です。各町の神輿が一列に中山道を南下してまちに活気を届ける「連合渡御」、駅前交差点で全町の神輿が向かい合い、迫力を競い合う「担ぎ合わせ」。威勢の良い掛け声とともに揺れる神輿と飛び散る汗に、見物する老若男女にも笑顔が弾けます。
榊実行委員長は自身が所属する栄会について、「20、30歳代の若い人が多くなっています。会の雰囲気がいいから、仲間に誘うと入ってくれて」と説明して喜びます。
若者の活躍は相生会も。すでに中堅として会を盛り上げる26歳の男性は「自分は生後3か月から神輿に乗っていました」と誇ります。そして、同じく生後間もなくから参加する37歳の男性とともに「ネットで若い会員を増やしています。縛りはないので、自由に楽しく。最高よ」と笑います。
先輩となる40歳代のメンバーたちも「若いやつらが入っていますね」とにっこり。1年ぶりの神輿に「重いですよね」と苦笑しつつ、「みんな市内外に家や仕事があり、年に1回しか会えないので」「もう家族ですよ」と楽し気に笑います。

祭とともに育った、26歳と37歳のメンバー

家族のような40歳代メンバー

会場をあおるように舞い、鉦をかき鳴らす栄町の白狐
2日目の夜を飾るのは「曳き合せ(ヒッカセ)」。駅前交差点に集結した3台の山車が、お囃子を響かせ合います。
心はやるリズムが会場にあふれます。本街の山車の前には、踊る「おかめ」と「ひょっとこ」に頭をなでてもらおうと、赤ちゃん連れの家族が並びます。
子どもたちが「きつねさんだー」と喜ぶのは、栄会。頭の先からつま先まで真っ白な装束の白狐が鉦(かね)を鳴らして舞います。
徐々に大きくなる動き。うねるような踊りはその場の空気を支配し、子どもも大人も目が離せません。
見つめる女性は「妖艶。怖いくらいですよね」と、すっかり魅入られていました。
白狐を演じた男性は32歳。多くは学業や就職などを理由に活動を継続することが難しい中にあって、「歴は25年です」と、狐姿からは一転、さわやかな笑顔を見せます。
対する八雲も若い力で対抗。最前で鉦を笑顔で鳴らし続けた男性も、小学4年生からお囃子を始めたという35歳です。「うちは、栄や本街みたいに踊りが無いので」と、心意気を笑顔にしのばせます。

白狐に変身前、太鼓をたたく男性

縁起の良い本街のおかめとひょっとこ

笑顔で来場者を楽しませる八雲の男性
軽快な鉦の音に笛や太鼓が続き、繰り広げられた非日常の風景。夢のような時間があっという間に過ぎ去りました。
青木さんは「今後は50代を中心にこの祭りを担っていってくれたら」と期待しました。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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