まいぷれ編集部が行く!
秋の訪れを知らせる花といえば金木犀。実は銀木犀もあるってご存知ですか?
金木犀との違いは花の色。清楚な白色が銀木犀の特徴
埼玉のイヤんなるくらいの暑さが少し和らぐ頃。
街のあちこちで金木犀(キンモクセイ)の甘い香りに誘われる方も多いのではないでしょうか(私は、この香りを嗅ぐと学生時代の体育祭を思い出します)。
金木犀は、灼熱の夏に終止符を打ってくれる、初秋の便りでもありますよね。
ところで、桶川市内に金木犀ならぬ、銀木犀(ギンモクセイ)の木があるのをご存知でしょうか。編集部が確かめに行ってきました!
JR桶川駅東口から徒歩約5分。旧中山道沿いまで歩くと、金木犀をちょっと爽やかにしたような香りが風に乗って漂ってきました。知らなければ金木犀の香りそのもの。
地図アプリは「島村家住宅土蔵」または住所「桶川市寿2-1-4」で検索。
香りを頼りに路地を入ると……大木にびっくり
噂の銀木犀は、「島村家三階建土蔵」の名で親しまれる、「国登録有形文化財・島村家住宅土蔵」(写真左側の建物)の敷地の中庭にあります。
(テレビの旅番組などでもたびたび取り上げられる、珍しい総3階建ての土蔵について詳しくはこちら→文化庁文化遺産オンライン)
みなさんわかりますか? 写真右側の大きな樹木が銀木犀です! 金木犀といえば、人の背丈より少し高いくらいのイメージですが、こちらの銀木犀は2階建ての家屋をゆうに超える高さ。樹齢はなんと180年以上だとか。
金木犀に比べ、香りは控えめといわれる銀木犀ですが、これだけの大木なので、辺りに香りが届くのはそのせいかもしれませんね。
銀木犀は金木犀と同じく常緑の中高木。この大きさはまれなケース
ちなみに、銀木犀の花言葉は「初恋」「高潔」「謙虚」など。
華やかな香りとは裏腹に、花は可憐で、小さく控えめ。花言葉のイメージにぴったりですね。
編集部は、こんなに背の高い木とは知らず、手持ちのカメラでは花まで寄れませんでした(汗)。次はきっと、望遠レンズ持参で撮影に訪れたいと思います。
コチラはおなじみの金木犀(編集部の近所で撮影)
家の近所や職場の近くにきっとある金木犀。みなさんは金木犀の香りにどんな思い出がありますか? 秋を告げる花とその香りを、ぜひ楽しんでみてくださいね。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。